近藤です。
AT-1群馬自販ロードサービスの近藤です。
先週末の深夜に高崎市のお客様よりヤマハのスクーターで走行中に動かなくなってしまったとのお問い合わせを頂き出張修理に行って来ました。
お客様は深夜に仕事が終わって自宅へ帰る途中で走行中に突然駆動力がなくなりエンジンは動いているけれどタイヤが動かない状態になっていました。
この症状はスクーター特有の故障でVベルトが切れてしまった事が原因です。
夜中の2時ごろに連絡を頂き約30分後に現場へ到着。
ちょっと写真がボケてしまっていますが、スクーターのリアタイヤ左側のケースを開けるとVベルトが納まっています。
形の違う2個の丸いプーリーにベルトが組み込まれていて左側がエンジンの出力で回転して、右側がその駆動力をタイヤに伝える役目をしています。
Vベルトが切れてしまうとエンジン側のプーリーは動くけれど、タイヤ側のプーリーは動かないのでスクーターは「エンジンは動いているけれど前に進まない」という症状になります。
今回のお客様は新車でJOGを買って約15000キロを走行していましたが、一度もVベルトは交換したことがなかったそうです。
Vベルトは約10000キロで交換サイクルなので、15000キロを超えてしまっているといつ切れてもおかしくない状況です。
スクーターのトラブルの中でも比較的起こりやすくて、それほど重症でもないVベルトの破断ですが、切れてしまったベルトを交換すれば今まで通り走れるようになります。
上の写真はベルトを交換し終わった後の写真です。
あとはカバーをはめれば修理完了です。
当店では50㏄のスクーターに限りますが、国産スクーターのほぼ全車種のVベルトを常時在庫しておりますので、夜間や早朝でもお電話頂ければお客様のご指定場所で修理が出来ます。
修理時間は約1時間程度かかる場合もございますが、ベルトを交換してしまえば通常通りにはしれますので、困ったときはお問い合わせください。